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タスマニア紀行 その2

5月 4日(水)03時21分33秒
 体調不良は風邪でもなかったようで熱も引いて、本調子といかないまでも旅行続行となりました。
 私たちの休暇旅行の常で、事前に綿密なスケジュールを組まず、その日の気分で行き先を決め、飛び込みで宿を探しながら回っています。

 で、私たちの旅行の常で、こんな展開あり?、初対面の人たちとこの盛り上がりは何?という、毎日を過ごしています。これだけで本一冊書けそう…。掲示板で連載を始めたら、またしても数カ月がかりになるのは確実、迷惑はなはだしいことになるのは目に見えているので、自重します(汗)

 今までのところ、夫に連れられてトレッキング1回、夫の登山の送り迎え1回です。
 トレッキングは、
 ゆ 「ゆりあにしては、奇跡的な運動量だ」
 夫 「うん」
 自分がスニーカーをもっているなんて忘れていたくらい、運動とは無縁なもので。(旅行準備で物置をかき回していた夫が、私のスニーカーを発見した)
 私が同行しなければ、距離にして5倍は楽に歩けたはずだけど、それはそれであきらめてもらいましょう。

 送迎パターンでは。
 下山ポイントの駐車場で夫を待っていたら、フロントガラスの前を、バレーボール大のワラビー(小型カンガルー)が、ぽんぽんぽんと横断してゆきました。なんかふわふわした毛並みだったから、もしかしたら子供だったのかな。

仔ワラビー2頭  食べ物がないかリュックを点検  仔ワラビーを追い払おうと大人ワラビーが接近中
 観光施設のワラビーは飼い犬や飼い猫なみに人懐こく、「人間は餌をくれるもの」と思っている。秋の昼下がり、ほとんどのワラビーは日溜りで“マグロごっこ”をしていたが、餌が欲しい連中はせっせと寄ってくる。
 写真左・中は、仔ワラビー。順番を待ちきれず、私のリュックに食べ物がないか点検中。
 写真右、仔ワラビーを追い払って餌提供者を独占しようというオトナが登場。うなり声をあげて凄むワラビーなんて初めて見た。


 昨夜は海辺の宿に泊まりました。
 山から下りて、一昨日知り合った人に紹介してもらって来てみたら、海に面した部屋が用意されていたりして。
 「この海の北側は、なにがあるの?」
 「一番近いのはオーストラリア」
 そっか。それはそうだ。水平線にだまされてはいけないわ。これはオーストラリア国内の海なのね。

 地図を前にして、ゆりあと夫の会話。
 「こっちの海は、一応、南氷洋という名前よね」
 「別に、この辺の海域に氷が浮いているわけじゃないけど」
 「うん。でも、南氷洋よね」
 「見に行く?」
 「良いかも」
 と言いつつも、まだ今日の予定は未定。なにしろ普段使わない筋肉を酷使したから筋肉痛が…。私がどれくらい動けるか、未知数。  というわけで、今夜、そして明日以降、ネット環境があるかどうかも不明です。


5月 6日(金)16時10分10秒
Ytto nihon-go ga yomeru net ni aritukimasita.
Domo kyou ha jikan gire desu.

5月 7日(土)11時53分12秒
日本語で入力できるインターネットにありつきました。
しかしとっても入力しにくい。
さりげなく中国よりに文字化けするし。
宿にPCをおいてこなければよかった。

5月 8日(日)23時11分16秒
そうこうしているうちに、帰り着きました。
明日から通常業務を再開しなければ…。

 都会に近づくにつれてインターネットの日本語対応度もアップした。日本人出没頻度に比例しているのだろう。
 日本語入力のソフトまで備えていたのは、タスマニア第一の都市ホバートのインターネットカフェだ。
 アルバイトのお兄さんは接客中に覚えたと思われる日本語をお茶目にあやつり、パソコンがちゃんと日本語に対応しているか確認するために、いきなりアドレスバーに「http;//www,yahoo,co,jp/」と入力した。手馴れたものだと感心しつつ、日本人客の多さが十二分に推察された。
 ちなみこのネットカフェは一台だけだったがマックもあったし、自分のパソコンを持ちこんでいる客もあった。

 ワラビーやコアラと同じところにいたフクロウくん。
 放し飼いだが、お他所に行く気など全然ないのはご覧のとおり。まぶしくて目をあけられないのか、夜行性だからひたすら眠いのか、でも、ひなたぼっこは気持ち良いみたい。

2005.06 09 up

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