★ 摩利と新吾 ★
ドリナの娘をめぐる一考察 追記 〜〜DOZIさまのお答えです〜〜
機会に恵まれてDOZIさまに「ドリナの娘が新吾の子供なのかが、あらDOZIのBBSで話題に
なりました」と申し上げた時のことを追記いたします。
DOZIさまのお返事は「ピンポ〜ン」でした。
自分で出しておきながら、先の考察の結論は私にとって非常に衝撃的でした。
『あーら わが殿!』トラウマの私としては新吾にはいつまでも子供のままでいて
欲しい思いがあるからです。
原稿を書きながらも、何とか否定的な結論にならないかと内心で祈っていたのですが、
推論を重ねるほどに私の希望とは正反対の結果に向かいました。最後はほとんど演算状態、
方程式が出来上がって数値を代入したら計算する者の感情など入る余地なく、無情な結論。
それをDOZIさま、そんなにあっさり…。
私のそんな思い、同じようなやるせない気持ちをBBSやメールで語って下さった方のことも
DOZIさまにお伝えしました。
「まわりがみんな大人になっているのだから、いつまでも新吾だけが子供のままでは、
いい男にならないでしょう?」
「でも…」という言葉が、畏れ多くもDOZIさまに出てしまうほど私には切ない一言でした。
そう、私だって新吾にはいい男になって欲しいとは思います。『わが殿』と『しまりんご』が
全く違う世界で、新吾も摩利もそれぞれ違うキャラクターだと言うことも
よくよくわかっています。理性では納得できるのですけれど、だけど、それだけに余計…、
あうう…です。
駄々をこねるような私の物言いに、微笑ましげにDOZIさまがお話しを続けて下さい
ました。
「別れたあと新吾の夢に出てくるドリナは胸もあらわなのよね。
そうすると新吾びいきのアシスタントさんが三白眼になってね、『先生っ!』って」
「はい、あの場面の新吾はドリナの胸が恋しそうですものね」
「そうね、新吾は柔らかいものが好きそうね。」
「でも、新吾もドリナも子供のことは気づかずに別れたのでしょうか。
知っていたら新吾はドリナを離さなかったでしょうから。そうして摩利も巻込んで大騒ぎに
なっていたような…」
「知っていたらあのお馬鹿のことだからついて行ったでしょうねぇ、ドリナに。もちろん、
摩利も巻込んだでしょう」
新吾のことを"あのお馬鹿"とおっしゃるDOZIさまの口調はとても優しくて嬉しそうでした。
摩利が新吾に「馬鹿だから」と言う時はこんな感じではないのでしょうか。
あの時は新吾もドリナも、もちろん摩利も知らなかった子供が、関係者がみな逝ってしまった
最後の最後に、しかも持堂院の誰にも気づかれずに登場するのがDOZIさまの演出なのでしょう。
(1999.12.2 up)
著作権法32条に因り画像を掲載しています
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