タスマニア紀行 その4 |
5月19日(木)00時22分43秒 道端の動物の補足 その1 今日の夫との会話 ゆ 「ハリモグラくんの大きさの表現って、18センチの鍋に入るくらいでいいかしら? ほら、このお鍋」 夫 「それはいくら何でもきゅうくつでしょう」 ゆ 「だって、これくらい(両手で大きさを再現する)だったわよ」 夫 「それは、ぎりぎり押し込めるってやつでしょ」 蟻が好物だとか。木の根っこの蟻の巣を狙って出てきたのかも。 卵を産むけれど、乳で育てる珍しい有袋類。 10分間に3台も車が通る交通量の多い道端にちょんとうずくまっていたので、無事に草むらに帰るまで見送った。 野生動物だから手を触れなかったが、トゲがどのくらい痛いのか、実は試してみたかったりして。 写真を見て、ふと思いついたこと。 ゆ「ハリモグラくん、写真だと背中の真中には針が出ていないけど、これって背中を突っついたら、ここにも針が出るのかな?」 夫「突っつかんでよろしい」 ゆ「だから、突っつかなかったじゃない。野生動物にはいっさい手を触れなかったわよ」 |
5月23日(月)15時06分46秒
道端の動物の補足 その2 と、山をおりかけた路肩に、黒に三毛猫の赤毛部分の色が入り混じった動物がうずくまっていました。運転席の私にガンを飛ばし、こちらが気づいても視線をそらさないふてぶてしさでした。地図を見ていた夫は気づかず、急に停車することもできず通りすぎ、やがて草むらに帰ってゆく姿がドアミラーに映りました。 なんだ? タスマニア特有の動物リストにはなかったぞ? しかし。あれは、猫だ!と私の直感。 夫 「猫?」 ゆ 「私が猫を見間違えるはずがないわよ」(根拠のない絶対的自信) それから一時間後、博物館系の観光施設にたちよりました。はく製コーナーで、 ゆ 「こいつだ。絶対、こいつ」 黒に三毛猫の赤毛、獰猛な肉食の面構え、この動物は一日にこれだけハンティングするという説明文とともに、スズメ大からカラス大の鳥のはく製が5〜6体、足元にころがっている。その動物の名前は「Cats」 ゆ 「Wild cats、山猫じゃないんだ…」 夫 「単に『野生の猫』ってことでしょ」 ゆ 「……、山に住んだら『野生の猫』で、街に住んだら『野良猫』って、住む場所が違うだけなのに、ひどい言われ方の違いだわ」 夫 「それは、そうだけど」 ゆ 「野犬とは言うけど、野猫とは言わないし……」 夫 「なにをぶつぶつ言ってるの」 ゆ 「不条理だわ」 |
2005.06 30 up
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