はじめまして。 木原先生の作品はもうずっと前から好きだったのに、 こちらの存在を知ったのは割と最近です。それからこそこそ 見に来ていますが、書き込みは初めてです。
木原先生の本との出会いは確か、とりかえばや異聞 を友人から中学一年生の時に貸してもらったことに始まったと 思います。ところがこの友人はこの本を完結までもっていなかった。 その後数年間。私はあのお話が途中の状態で(悲しいお話として) 完結していて続きもないと思い込んでいました。 が、それが「夢の碑」という一大ストーリーの一部であると知ったときから、 本の収集が始まりました。 幸い近くの古本屋さんに全集があり、それを集めて読みつつ、 新しい文庫も購入・・・。とやっていったら、いつのまにか書棚は 木原先生の本ばかりになっていました。
どの作品が私の中で一番とはとても選れべないです。 でも、大学時代には「摩利と新吾」を読みふけり、自分の 学生生活を謳歌しつつオーバーラップして読んだものですが、 結婚した今は、素敵な夫婦の出てくる物語がやっぱりいとおしいです。 だからかな?好きなシーンは結衣ちゃんが旦那さんの背中に 頬擦りして「じんじん幸せ」って思うのが、分かるなあって 思ったりして。 自分も年を取るごとに、さらにいろんな見方で読める木原作品。 きっとずっと読み続けていくと思います。
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