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◆◆ コンサートレビュー 3 ◆◆


東京フィル 第405回定期演奏会 1999年4月3日(土) オーチャードホール

かつしかFMなどで活躍中のシンガーソングライター、
四方由宇(よも・ゆう)さんから投稿をいただきました。


現代作品(リーム《厳粛な歌》)の神秘的な響きも、“鉄腕アトム”の“お茶の水博士”のような風貌のウゴルスキさん独特の軽みが際立つ独奏が印象的だったブラームス《ピアノ協奏曲第1番》も、とても素敵でしたが、私にとっては、大野さん&東京フィルの呼吸がピタリと合っていたレーガー《モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ》が、一番強く心に響きました。 その感想を、詩に綴ってみました。


四方由宇(よも・ゆう) 雫がひと粒ひと粒
なごり惜しそうに
水面に落ちているような
始まりは
そんな雨上がり
広がりゆく波の輪は
どこまでも伸びやかで
どこまでも艶やかで
遠くで身構えていた私の体が
思いがけず
吸い込まれていきそうな
新鮮な感触
いつもなら見逃している日常が
呼び戻されるのか
それとも
目覚めてゆくのか
彼らの手にかかった音は
魔法の波


四方由宇(よも・ゆう)
♪♪四方由宇さんのプロフィール♪♪
   よもゆう/シンガーソングライター

1995年洗足学園大学作曲科卒業。
在学中より、FM三重「カルチャーポップ」でエンディング・テーマソングを担当する等、活動を開始。
1995年鈴鹿サーキット・フェアウェル・パーティー出演、1996年合唱オペラ「ニングル」ナレーション担当、渋谷Egg-Man でのライブ活動等、作詞、作曲、歌唱、ナレーションと独特の声質を生かした活動を展開。
かつしかFM(78.9MHz)“Propaganda Pure Jam"(日曜夜6時〜7時)にレギュラー出演。





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