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◆◆ モネ劇場の教育プログラム ◆◆


モネ劇場の教育プログラム

フォックロー
 モネ劇場の支配人、ベルナール・フォックローは教育者でもあり、バッハの演奏などで名高いオルガニストでもあります。
 日本公演も数回、行っています。
 彼の提唱によって、子供たちが早いうちにオペラに親しみ、難しい芸術として偏見を持ってしまわないよう働きかける 「モネ劇場教育プログラム」が1992年に立ち上げられました。
(右写真)現支配人フォックロー

教育プログラム
劇場ロビーでのワークショップ

 このプログラムのスタッフは、ベルギー国内の学校を回り、子供たちが興味を持ちそうなオペラの題材を取り上げて、その衣裳を着せたり、子供でも歌えるようなフレーズを一緒に歌ってみることで、子供たちが気負うことなくオペラに接する機会を作っています。

 およそ1500ものワークショップを通じて、約3万人の子供たちとオペラのふれあいが生まれています。
 このワークショップの内容は、ひとつの演目をクラスで一緒に研究し、公開練習に子供たちを招待したり、オペラ劇場で実際に働く人たちから話を聞いてもらい、子供たちにオペラを身近なものとして興味を持ってもらうようにしています。

 学校の先生と教育プログラムのスタッフとの連携で、このシステムは大きな成果を上げています。

ロビーでの解説
開演前にロビーで行われる解説

 また、2年前からは、社会教育プログラムの実験的な試みも始まりました。
 社会復帰に問題を抱える人々などを、コンサート、ダンス、オペラなどに招待するプロジェクトで、年間で約2400席ほどがこのために使われています。

(2004 09 22 up)



(5) 「ドン・ジョヴァンニ」公演写真

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