銀晶水―ぎんしょうすい― 秋田書店 B5版 ハードカバー
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1988年7月20日初版 |
収録作品
銀晶水
- 銀晶水と呼ばれている泉。そのまわりには白いバラしか咲かない。
“土の中に バラの根に がんじがらめにまきつかれて 若い男が横たわっている・・・”
ブルゴーニュ大公国が威勢を振るっていた頃の、きっと当人たちにとっては幸せな結論なんでしょうねと思うような、割り切れなさの残る恋物語。
- 初出時(1988年 ビバプリンセス2月25日号)は冒頭4ページのみがカラーだったが、この版では続く8ページが彩色されている。
(5ページに、一色原稿に彩色した趣旨の断り書きあり)
- カバー折り返し部分の記述より
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花が好きなので画面にも当然、たくさん描きます。
洋物にはバラが似合います。
バラといってもたくさんありまして、うちでは、剣状バラ(花びらが三角の)、どんぶりローズ(花房がどんぶり型)、つんつんローズ(ひとえのトゲトゲの野バラ)と使い分けます。
今回はむろん、キャベツバラの行進です。
これは、本名をバーガンディ・(ブルゴーニュ=ブルグンドのこと)ローズといって、ブルグンド地方原産の古い由緒あるバラなのです。
ちゃんと、バラ図鑑にものっています。
でも、やっぱりキャベツみたいゥ ゥ
( 2001.10.7 up )