(集英社文庫)
仏蘭西浪漫探偵譚(フランスロマンミステリィ)文庫
収録作品
- クラシックなサファリ
初出 1984年 mimi 5号
-
可愛くて、めげなくて、素直なベルと、名門貴族の若き当主で大富豪だけど、とても寒がりやのカミーユの出会いは、幾多の美女の失踪事件の交錯地点。
とにかく楽しいロマンチックミステリーシリーズの第一作。
- 思いつめた あなた
初出 1987年 mimi 2号
- 「孤独で陰気な美青年なんて いまどき 変態と同義語よ」
ベルの一言で、にっこり笑顔のカミーユって本当に可愛い!
でも、能天気なベルが思いつめてしまったから、カミーユは“ぱにっく”。
- 水晶と天鵞絨 (すいしょう と びろうど)
初出 1988年 mimi 7号
- エリカ・アランポー嬢からのご招待を受けざるを得なくなったベルとカミーユ。行き先はスコットランド。
…耽美、退廃(デカダンス)、そしてコメディーでDOZIさまワールドは完璧。
- ハードボイルドでお祈り
初出 1989年 ミミエクセレント 11号
- 瞬間過激派 カミーユと能天気 ベルの“割れ鍋にとじ蓋シリーズ”(って勝手にネーミングして良いんだろうか?)、第4作目。
スペインはバラと円月刀と麝香(じゃこう)かおる古のグラナダ、今も昔も真赤な夕日。
カミーユの過激さは血統書付きだったのね !
・ネーミングについて ベルとカミーユの名前の由来など
・文庫版あとがき(相似の証明) DOZIさまのミステリィワールドご紹介
(2001.1.25up / 020618 補足)