大江山花伝
全1巻(夢の碑シリーズ 番外編)
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1997年6月10日初版
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[ 収録作品 ]
(本書掲載作品は、『夢の碑』以前に描かれたものです)
- 大江山花伝
初出 1978年 少女コミック 27号
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丹波の国の大江山にすむ酒呑童子伝説。
伝説にお約束の顔ぶれ、源 頼光や渡辺 綱に、うるわしい茨木童子が加わってDOZIさまの“花伝”シリーズ第一作目。
さくらの話
鬼の泉 特別予告編
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なぜか『摩利と新吾』の持堂院高校のキャラ総出演で『鬼の泉』の予告。
鬼の泉
初出 1982年 LALA 1月号
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鬼になりたくない鬼、茨木童子。大江山花伝の後日談。
花伝ツァ
初出 1978年 プチコミック 8月号
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上田 秋成の雨月物語の『菊花の約』(きっかのちぎり)より。
DOZIさまにかかると鬼も艶めかしい。
- 夢幻花伝
初出 1979年 LALA 9月10月号
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南北朝の統一には、まだ、間がある頃。
三代将軍 足利 義満が、能の創始者・観阿弥、世阿弥父子を重用した。
土岐氏の乱、明徳の乱と戦乱が残る時代を背景に、DOZIさまが存分にイメージを膨らませた幽玄の世界。
エッセイ 平 みち
- 管理人の余談
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- 皆様、ご存知とは思いますが、“花伝”は、父であり能の創始者である観阿弥の教えを、世阿弥が口述筆記したと伝えられる異色の体系的芸術論『風姿花伝』またの名を『花伝書』に由来する言葉です。
『花伝書』は内容的にも今日に通じるものがあって興味深い上に、コンパクトなので、とても読みやすい古典です。
現代語訳でも手軽に読めますから、御一読をお勧めいたします。
あ、なんだか漫画のホームページじゃないみたい…
(講談社文庫の花伝書の書影を掲載しようかと思ったけど、余りにボロボロなのでやめておきます)
(2001.10.29 up)