鉄笛仙
さんです。
「天まであがれ!」読後、いざ「まりしん」三巻へ!!
事前に今後は少女漫画的な展開になる〜というゆりあさんの
予告をみながら、いったい少女漫画の展開って
どんな ものなんだろう?と思いつつ・・・
いきなり、「世を拗ねる会」・・・なんとまあ 分かりやすい会だこと。
読んでいくうちにどん底に落ちる新吾 ここらへんは
お日様組信奉者としてはつらいとこでしたね。
「まりしん」の今後の展開に深く関わってくるキャラクターの登場
もちろん一二三ちゃんのことです。
それにしてもDOZIさまは
「きゃーん」や「わおーん」とか好きですよね。
僕も結構好きですけど(笑)
話がそれちゃった。
おひさましんご 更なるパワーアップで復活。
名づけて 印南 新吾Gというところか・・・
そこでふと、かがりのことを考えました。
彼の新吾に対する 執拗ないじわる 嫌がらせは
一体何所に起因するのか?
動機はおそらく 何の苦労も知らずにいいきなもんだてなところだったのが
いつのまにやら
結論から いってしまうと、新吾に父親をだぶらせていた
または 父親の愛が欲しかった しかられたかったんでしょう。
かがりは、いままで父親不在の家庭 さらに先天的な体質によって
腫れ物に触るように育てられてきてしまった。
星夫もそうだけど、かがりにたいしては遠慮がさきにきてしまう。
「かがりはかわいそうなやつなんだ」
ストーリーの中で、新吾がかがりに****したことがもっとも
かがりが望んでいたことではないかと思っちゃいました。
かがり編さいごで、かがりの素直なきもちであろうものが
発見されました。本心は かがりも新吾に対してそうしたかったんだろうな
とおもいました。
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せっかくのご投稿をいただきながら、私が更新をサボっていたために掲載まで半年近く
かかってしまいました。ごめんなさい。
白泉社文庫2巻に収録されているVOl.9『忍ぶれど』、摩利の麗しいドレス姿が披露されますが、
それだけでなく、ちょっと意味深なエピソードです。
その意味深をお伝えしたくて、『摩利と新吾』を読み始めた鉄笛仙さんに、
いったん中断して『天まであがれ!』を読むようにお勧めした次第です。
江戸時代末期や明治維新は、現代の私たちには完全に歴史の中の世界ですが、
今につながる時間の上にあるのも事実です。明治から大正に
かけての摩利や新吾の学生時代には、まだまだ幕末の余韻が語られていたことでしょう。
その雰囲気をDOZI様が語るとこんなロマンになるのかしらというのが『忍ぶれど』。
さて、前置きはこれくらいにして、鉄笛仙さんの今回のレポートのテーマは
「世を拗ねる会」会長篝くん。白泉社文庫の『摩利と新吾』3巻、そして続く4巻から5巻の
冒頭にかけてのキーパーソンですね。
長編『摩利と新吾』の中でもこの“篝篇”は、私的には一番重いところです。
これ以前のエピソードでは純真無垢な青太との別れ、幼馴染の吉ちゃんとの行き違い、
どのエピソードもDOZI作品は涙を誘います。後に、摩利が内向して悶々とする重さも壮絶です。
それでも、私が直視できないほどつらいのは、この“篝篇“です。
その理由はほかでもなく、「おひさま新吾」に訪れる出来事の数々の辛らつさです。
鉄笛仙さんがご自身で“お日様組信奉者”とおっしゃっていますが、
生来のお日様の暖かさと、新吾の身辺の冷え切った状況の温度差がつらい・・・。
そのつらさから、私は篝へはどうしても感情移入できません。だから、一歩、近づいてみようかな
と思っても、あくまで分析的理解になります。
でも、鉄笛仙さんのようにここまで平静に分析できるようには、そう簡単になれませんでした。
命のやり取りに及ぶような執拗な篝の行動に寛容になるには、摩利や新吾に肩入れしすぎるようです。
そうは言っても、どんなキャラにも救いがあるのがDOZI作品、篝とて例外ではありません。
鉄笛仙さんのご感想がそれをそれを受け止めていらっしゃるのは明らかですものね。
“篝篇”、多くの波乱を発展を次につなげて、摩利と新吾の旅はまだ続きます。舞台も
大掛かりになりながら・・・。鉄笛仙さんのレポートもまだ続けていただけるとのこと、お待ちしています。
(2000.3.5 up)
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